こころの病気について
統合失調症
統合失調症は主に、幻覚・妄想・思考の混乱などを主とする陽性症状と、自閉・感情の鈍さなどを主とする陰性症状があります。
幻覚は、幻聴が多く、悪口や命令口調といった内容が多いです。妄想は多岐にわたり、自分が狙われているといった被害妄想から、自分は地底人だ、といった不思議な内容まで様々です。
いずれにしても陽性症状は実際には存在しない現象が本人の中では存在している状態です。
逆に陰性症状は、感情や意欲・周囲への関心など、通常あるはずのものが本人の中で欠如している状態です。結果、引きこもりなどに至るケースがあります。
治療方法としては、抗精神病薬を中心とした内服がメインですが、飲み忘れなどの危険がある時は長く効く注射剤といった選択肢もあります。又、頭を刺激する治療法など内服以外の選択肢もあります。この病気は、早めに見つけて治療したほうが元気になりやすいと言われているため、気になる方や周囲で気になる人がいた場合、早めに精神科に相談する事をお勧め致します。
初診時のご案内
初めて当院を受診される方はケースワーカー(相談員)にお電話にてお問い合わせしていただけますようお願い申し上げます。